【不妊治療】２０代での不妊治療

こんにちは。丸の内OLりーちゃん(@lichanmama)です。

今回は私が経験した２０代での不妊治療について書きたいと思います。

妊活を始めようと思ったのが２０２０年の６月頃です。当時２７歳でした。

コロナ禍が始まって半年くらい経ち、海外旅行も当分行けそうにないのでそろそろ妊活を始めようと夫と話し合い、まずはタイミング法にて始めました。

なかなか妊娠しない

当時年齢は２７歳でしたし、周りの友人たちは避妊をやめたらすぐ妊娠したという人ばかりで、例に漏れず私もすぐ妊娠するだろうと漠然と思っていました。

しかし、タイミング法を始めて３か月、４か月経っても妊娠しません。そこから私の不妊治療が始まりました。

不妊治療を始めてから妊娠に至るまでの流れを順番に書いていきます。

タイミング法

妊活を開始してから最初の２か月は、ルナルナの有料版に加入し、ルナルナで自動予測される排卵日に合わせてタイミングをとりました。

また、並行して毎朝体温を測り自分で排卵日を予想していました。

しかし結果が出なかったため、もっと正確に排卵日を知るために排卵検査薬をAmazonで購入し、排卵検査薬が陽性になったらタイミングをとりました。

脇ではなく、舌下で計る婦人体温計が必要となります。

排卵検査薬はまとめ買いしたほうが安いのでネットでまとめ買いしていました。

漢方を始める

私は末端冷え性がひどく、もしかしたらその冷え性が不妊の原因の一因かもしれないと思い、近所の漢方薬局（イスクラ薬局）に相談にいきました。

薬剤師さんが無料で丁寧にカウンセリングしてくれて、悩みに合わせた漢方を処方してくれました。

漢方では、カラダは「気（き）」・「血（けつ）」・「水（すい）」の３つの構成要素で支えられていると考えます。

この３つの構成要素のバランスが悪いと私たちのカラダには、さまざまなトラブルが出やすくなると考えられています。

体質を気虚（ききょ）・気滞（きたい）・血虚（けっきょ）・瘀血（おけつ）・陰虚（いんきょ）・水滞（すいたい）の６つに分けて、体質ごとにトラブルの原因を探ります。

血虚タイプの原因と体質改善方法とは？｜Kampoful Life by クラシエの漢方 (kracie.co.jp)

カウンセリングの結果、私は血虚タイプということが分かりました。

血虚体質は「血（けつ）」の量が少なくなり不足している状態です。

簡潔にいうと血の巡りが悪く、そのため身体や気のパワーが欠けているという状態になります。

血虚タイプの私が飲んでいた漢方は下記の5つです。

• 婦宝当帰膠
• 逍遥顆粒
• 亀鹿仙
• 冠元顆粒茸
• 参茸補血丸

どれも妊活によいと有名な漢方です。

漢方を飲み始めてから、たしかに血の巡り、気の巡りがよくなり、冷え性や肩こりもかなり改善されたと思います。

サプリを飲み始める

漢方のほか、下記のサプリを飲み始めました。

葉酸

少々お値段高いですが、産婦人科推奨のエレビットが安心。

妊活を始めると同時に葉酸は飲んだ方がよいとのことだったので、すぐに飲み始めました。

コエンザイムQ10還元型

コエンザイムQ10は高齢女性の卵子の成熟率を高め、染色体異常率を下げる効果があると証明されているそう。

普通のコエンザイムQ10より「還元型」が高いですが「還元型」じゃないとあまり効果がないとのことだったので還元型を買って飲んでいました。

ビタミンD

亜麻仁油 or エゴマ油

朝一でスプーン一杯を飲んでいました。お通じや、老化防止によいとのこと。

・エプソムソルト

サプリではないですが、冷え性改善のため、お風呂に入れて発汗を促し代謝を高めるエプソムソルトも毎日使っていました。

お風呂でたくさん汗をかき、湯冷めし辛く、冷え性がかなり改善したのでおすすめです。

カフェイン・アルコールをやめる

妊活前は、コーヒーが大好きで、自宅・職場で一日3杯くらいは飲んでいました。

妊活について調べていくと、カフェインも摂取しすぎは良くないとのことで、ノンカフェインのコーヒーに切り替え、カフェインをやめました。

紅茶もなるべくやめて、ノンカフェインのルイボスティーに切り替えました。

ただし、ルイボスティーはポリフェノールが含まれているので、妊娠8か月以降は飲まない方が安心です。（飲みすぎなければ大丈夫のようですが）

詳細はこちらの記事をご参照ください。

人並みに好きなお酒も、排卵時期～リセットまでは飲まないようにしていました。

お酒も好きだったのですが、つわりで体調が悪く、全く飲みたくなりませんでした。

おすすめのノンアルコール飲料

・ビール

・スパークリングワイン

・梅酒

昔はノンアルコール飲料はまずい！というイメージだったのですが、最近はメーカーさんの品質改良でとてもおいしいのでありがたいですよね。

夫の検査

不妊の原因で男性不妊も多いと聞いたため、病院に行かずとも男性不妊かどうか自宅で検査できる下記のキットを購入し、夫に検査してもらいました。

その結果、夫の精子は基準以上にあり、何も問題なしとのことでした。

原因は私とわかり、申し訳なくなり落ち込みます。

夫婦で検査を受ける

その後も排卵日に合わせてタイミングをとっても妊娠しなかったため、もしかすると自分の身体の機能が悪いのかもしれないと不安になり、近所の不妊治療の専門クリニックへ行きました。

夫も病院での検査を快く引き受けてくれたので、夫婦で検査を受けました。

夫婦ともに検査を受けた場合は東京都から検査費用の助成金が５万円出るので、都内在住の方は申請してみてください。

そのほか、自治体によって補助がでるところもあると思うので調べてみてください。

不妊の原因が判明

病院での検査でも夫側の問題はなかったため、正式に不妊の原因は私と判明します。

女性側の検査では、血液検査をホルモンの周期に合わせて２回行うのですが、２回目の検査結果で黄体機能不全ということが判明しました。

黄体機能不全とは？

黄体機能不全とはその名のとおり、女性ホルモンの一つである「黄体ホルモン（プロゲステロン）」を分泌する「黄体」がうまく機能しなくなる病気です。

女性の体は、黄体ホルモンの作用で基礎体温が高くなり、子宮内膜の厚い状態が保たれて妊娠しやすい体になります。

しかし、黄体がうまく機能せずに黄体ホルモンの分泌量が減少すると、女性の体は正常な生理周期を生み出せずに、妊娠するための準備もできなくなってしまうのです。

黄体機能不全とは？原因や症状、治療法は？ – こそだてハック (192abc.com)

簡潔にいうと、着床に必要なホルモンが足りないため妊娠しづらいということです。

黄体期の中盤（排卵日から約1週間前後）に採血を行い、血液中の黄体ホルモン（プロゲステロン）の数値が10ng/ml以下だと黄体機能不全の疑いがあるのですが、私の数値は３．３５ng/mlしかありませんでした。

そのほか、卵管が詰まっていないか確かめる卵管通水検査を行いましたが異常はありませんでした。

不妊治療開始

先生の指示で、排卵誘発を行うため、排卵日の前にHgc注射を打ち、排卵を促進する治療を始めることになりました。

やり方はとてもシンプルで、排卵日が近くなったら卵胞の大きさをチェックしてもらい、排卵日を測定。

排卵日が近くなったらHgc注射を打ち排卵を促し、タイミングをとるというものです。

注射は看護師さんにお尻に打ってもらいます。注射の痛みはインフルエンザの注射と同じくらいの痛みです。

妊娠発覚

Hgc注射を打つ治療を始めてから２周期目で妊娠が発覚しました。

幸いHgc注射の効果がとてもあったようで、２周期で妊娠することができました。

妊活を始めてから約９か月が経過していました。

妊活を考えている方に伝えたいこと

妊活を始めてからは常に妊活のことで頭がいっぱいで、妊娠検査薬が陰性な結果をみる度に、なぜ妊娠できないんだろうと落ち込む日々でした。

SNSで友人や知人の出産報告をみる度に、素直に喜べず落ち込む自分がいました。

特に不妊の原因がわかるまでは自分の身体に問題があるのかととても心配で眠れないことも多々ありました。

また、周りの知人たちがすぐに妊娠している中で、なぜ私だけ妊娠できないのか、と涙を流したこともあります。

妊活を希望している方で私からのアドバイスは、いつか子どもを持ちたいと思っている人はなるべく早く夫婦でブライダルチェックを受けることをお勧めします。

検査結果に問題がなければ安心して時期を選び妊活を始めることができますし、何か問題があれば早めに治療や通院を始められ、時間を無駄にすることがないと思います。

あのとき早く検査していたらよかった、、早く妊活を始めればよかったと後悔することを防ぐことができます。

不妊とわかり不妊治療を行っている期間は想像していた以上に精神的にキツく、夫婦で支えあうことがとても大事です。

２０２２年から不妊治療が健康保険適用になりましたが、保険適用といえど体外受精等お金はかかることは間違いないので、早めに検査を受けてみてください。

前述しましたが、東京都をはじめ、自治体からの検査費用の補助金が出るところも多いです。

不妊治療にかかった費用

タイミング法で授かったため、体外受精等にステップアップされた方よりは大分低い金額だと思いますが、それでも漢方代やサプリ代も含むと結構な額がかかりました。

通院費だけではなく、漢方代も医療費控除として計上できるので、忘れずに申請しましょう。

まとめ、最後に

このご時世、不妊で悩まれている方は多いと思います。私自身、不妊治療をしていることを自分の母親に言うのもためらいましたし、仲の良い友人たちにも不妊治療をしたことは未だに言えていません。

やはり一番の味方になってくれるのは配偶者やパートナーだと思います。私も夫の協力なしでは乗り越えることができませんでした。

妊活は大事ですが、あまり気負わず、たまには不妊治療のことは忘れて趣味や好きなことに没頭し、気分をリフレッシュしてみてください。

ひょんなときに妊娠が発覚するとはよく聞きます。

個人的に漢方は不妊治療だけではなく体質改善にも効果があったので、おすすめしたいです。

私はイスクラ薬局にて自費で購入していましたが、クリニックによっては保険適用で処方してもらうこともできるようです。

この記事を読まれた方の一人でも多くが不妊治療を乗り越えられることを祈っております。