こんにちは。丸の内OLりーちゃん(@lichanmama)です。
現在私は完全母乳(完母)で子育てをしています。
完母になるまでの道のりは、予想以上に大変でした。
この経験が完母を目指す方の役に立つよう、詳細に書かせていただきます。
母乳かミルクどっちにする?
まず、私自身もともと母乳育児に強いこだわりはなく、もし母乳が出なければミルクでもOKというスタンスでした。
また、出産前に友達から完全母乳、完全ミルク、混合栄養のうち、混合栄養が一番大変だよと教えてもらい、混合は避けたいと漠然と思っていました。
混合が一番大変な理由は、①どのくらいミルクを与えればよいかわかり辛い、②授乳に加えてミルク作りや消毒で手間がかかる、とのことでした。
山王バースで産んだ唯一のマイナス点
私は山王バースセンターで出産しましたが、山王病院・山王バースセンターは混合栄養が前提とされていて、母乳育児へのこだわりが全くといってよいほどない産院でした。
愛育病院や日赤病院は母乳育児へのこだわりが強く、母子同室でスパルタとよく聞きますが、それとは対照的に山王はとにかくママに優しいので、基本的に入院中ママはゆっくり休んでくださいというスタンスです。
なので、赤ちゃんは24時間いつでも預かってもらえますし、母子同室は一泊だけすればOKです。
ママにとっては天国のような産院だったけど、特に初産で完全母乳育児を目指すひと向けではないかもしれません。
赤ちゃんを預かってもらっているときは、基本的に助産師さんがたっぷりミルクを与えてくれます。
赤ちゃんがママのもとに来たときはミルクがまだお腹に残っている状態なので、母乳はあまり吸ってくれませんでした。
もちろん個人差はありますが、母乳育児の指導もほとんどないので、入院中に母乳育児を軌道にのせるのは難しいと感じました。
完全母乳で育てたいという強い希望がある方は、愛育、日赤病院のような母乳育児を推奨している産院を選ぶか、または山王で完母で育てますとアピールして、入院中から自主的に頻回授乳をすることをおすすめします。
辛すぎる頻回授乳の日々
母乳もあまり出ないまま、ミルク多めの混合栄養の状態にて退院しました。
その後約1か月半は混合栄養を続けます。
母乳はおっぱいを飲んだ量がわからないため、ミルクをどのくらい足せばよいのかもわからず、赤ちゃんの栄養がちゃんと足りているか不安な日々が続きました。
ネットで「母乳 でるには」「完母 いつから」「新生児 母乳 頻回 どのくらい」と何度検索したかわかりません。
また、友人が「混合栄養が一番大変」と言っていたのは本当だと実感しました。
実際混合栄養は授乳量がわからないので精神的に不安になり、さらに哺乳瓶の消毒もかなり手間がかかるため肉体的にもしんどく、次第に完全母乳にしたいという気持ちが強くなっていきました。
完全母乳にするため、徐々にミルクの量を減らしていきましたが、母乳量が足りないので赤ちゃんはすぐ泣きます。
産後一か月~二か月ころまでは一日12~15回授乳をする日々が続き、一日中授乳しているので正直何度も完母は諦めて完ミにしようと思いました。
しかし、ここまで頑張ったんだから、今諦めたらこれまでの努力が無駄になるという気持ちが出てたことと、友人から「3か月経つと母乳が軌道にのるよ」と言われたことを胸に刻み、必死に頻回授乳を続けました。
身体は回復しておらず、眠い中の頻回授乳は本当につらかったです。。
3か月目で軌道に乗り始めた母乳育児
友人の話通り、3か月目に入るころに突然あれよあれよと母乳育児が軌道に乗り始めました。
頻回授乳の回数も徐々に減っていき、気づけばあっという間に一日5~7回となりました。
個人差があるので何とも言えませんが、私の経験から完母を目指すひとは3か月まで頻回授乳を頑張ってほしいと思います。
それでもダメなら諦めて潔くミルクにするのが、ママにとっても赤ちゃんにとってもストレスにならずよいと思います。
夜中は眠くても授乳させよ
母乳育児を軌道にのせるためには、夜中、眠くてもおっぱいを吸わせてください。
夜中におっぱいを作るプロラクチンというホルモンが作られるので、夜中の授乳で赤ちゃんに吸ってもらうと、母乳の生成が増えて母乳育児が軌道にのりやすくなります。
逆に、日中~夕方にかけては母乳をつくるホルモンが少ない時間帯なので、おっぱいは赤ちゃんに吸われても母乳が作られにくく、ミルクを与えても母乳の生成量にはあまり関係ないと感じました。
お昼過ぎから夕方の時間帯は、母乳が出なくて一番苦労しました。。
頻回授乳に疲れたときはミルクを与えていました。
母乳が軌道にのるまでは、母乳量が足りず夜中赤ちゃんは何回も起きるので、眠くてついミルクをたっぷり与えてしまいがちですが、そこをがんばって起きておっぱいをたくさん吸わせると、母乳育児も早く軌道にのると思います。
一度軌道にのってしまえば母乳育児が一番楽だと思うので、母乳育児を目指す人は夜中の授乳をがんばりましょう。
お昼寝は必須、家族や外注に頼ろう
母乳育児を目指すひとのために、二つのアドバイスがあります。
お昼寝しよう
夜中何回も授乳するため、細切れに寝ても疲れはとれにくいですし、日中は眠いです。
夜中の授乳のためにも、お昼寝はマストでした。赤ちゃんが寝ているときにママも一緒に寝ましょう。
人に頼ろう
産後一か月は身体もボロボロで、家事もできる状態ではありません。
その上慣れない赤ちゃんのお世話、頻回授乳は本当に大変です。
私自身産後一か月里帰りをしたので、母親に家事をほとんどしてもらっていました。
哺乳瓶の消毒も母親がやってくれて、とても助かりました。
産後一か月は、夫や家族、家族に頼ることが難しい人は外注(自治体によって家事代行や産後ドゥーラなどのサービスを安く受けることができるので、ぜひ調べてみてください。)に頼りましょう。
母乳によい食事
和食中心の食事
産後一ヶ月は実家に里帰りしたため、母親に毎食野菜たっぷりの和食を作ってもらっていました。
母乳育児が軌道に乗るまでは、乳腺炎になるのを予防するためにも、やはり和食がいいと思いました。
軌道に乗ってからは何も気にせず脂っこい食べ物やケーキなど、普通に食べています。
たんぽぽ茶
母乳量を増やすために、母乳が出やすくなるというたんぽぽ茶を買って飲み始めました。
うすいコーヒーのようなお味で、最初は慣れずに正直おいしくはなかったです。
しかし飲み続けるうちに味に慣れて、コーヒーのようにたくさん飲めるようになりました。
効果については最初は半信半疑でしたが、たしかに飲まないよりは母乳が出ているような気がしました。
ちなみにノンカフェインなのでいくら飲んでも問題ありません。
たんぽぽ茶に限らず、とにかく水分を沢山接種することが母乳にとって大事なようです。
まとめ
以上が想像していたよりも数倍大変だった母乳育児までの道のりです。
今は粉ミルクが発達していて、完ミで育てるママさんもたくさんいますし、
私自身もし母乳が出なかったら何の躊躇いもなく完ミで育てていたと思います。
私の大変だった完母になるまでの経験が、母乳育児を目指している方の参考になると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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