妊娠中から産後にかけて、自治体によっては補助金でシッターさんを格安で利用できることを知っていますか?
今回は、私の住む港区の産前産後家事・育児支援サービスの中で、「産後ドゥーラ」を利用したレポをお届けします。
産後ドゥーラとは、専門の資格を持った「ドゥーラ」と呼ばれる女性が、各家庭に訪問して、妊娠中や産後のママの家事や育児をサポートしてくれる支援サービスのことです。
港区の産前産後家事・育児支援サービスは、①家事支援か②産後ドゥーラの選択肢があります。
赤ちゃんのお世話を頼むなら専門の資格を持った方がよかったので、産後ドゥーラを利用しました。
港区の産前産後家事・育児支援サービスとは
港区のHPから必要な事項を以下抜粋しました。
事業の目的
妊娠中や出産直後に日常生活にお困りの家庭に対して、港区内のご自宅で、「ホームヘルパー」または産前産後の母子専門の支援員「産後ドゥーラ」が訪問し、家事および育児支援を行います。
対象家庭・利用限度時間
港区在住で
- 単胎妊娠の方妊娠中および出産後120日以内に合計96時間(内、産後ドゥーラは15時間)まで
- 多胎妊娠の方妊娠中および出産後1年以内に合計200時間(内、産後ドゥーラは30時間)まで
※単胎妊娠で、出産予定日から1年以内の早産児又は低出生体重児がいる家庭は、子ども家庭支援センターまで要連絡。
利用時間
午前8時から午後10時までの間で、1日1回、2・3・4時間の単位で訪問
※早朝と夕方以降、日曜日・祝日・年末年始はご希望に添えない場合があります。
※産後ドゥーラは支援者ごとに訪問可能時間が異なります。事業者のホームページ等をご確認ください。
支援内容
家事支援 | 日常的な食事の支度・掃除及び整理整頓・洗濯・買い物(原則、一度ご家庭に訪問後の買い物となります。)・検診の付添い |
---|---|
産後ドゥーラ | 上記の家事支援・沐浴の援助・授乳時の見守り・子育て相談・産後における生活設計の相談 |
できないこと | 季節行事や冠婚葬祭等の特別な手間をかけて行なう調理・大掃除・浴室のカビ取り・換気扇掃除・室外の掃除・網戸の掃除、エアコンや照明器具等の掃除・窓ガラス拭き・床のワックスがけ・庭の草むしり・花木の水やり・犬の散歩等ペットの世話・来客の対応・家具、電気器具の移動、修繕・引越の手伝い等 |
注意事項及びお願い
※次の場合は、支援をご利用いただけません。
- ご家族が不在の時
- お子様、ご家族が、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザ等伝染病性の疾患にかかっている場合
※家事支援では、育児や保育施設への送迎などは対象外です。
※高級品を取扱う作業は破損の際、責任を負いかねますので、お断りいたします。
利用料金
【単胎妊娠家庭】
訪問時間 | 2時間 | 3時間 | 4時間 | キャンセル料金 |
---|---|---|---|---|
家事支援料金 | 1,500円 | 2,250円 | 3,000円 | 2,475円(1時間あたり) |
産後ドゥーラ料金 | 2,000円 | 3,000円 | 4,000円 | 0円 |
【多胎妊娠家庭】
訪問時間 | 2時間 | 3時間 | 4時間 | キャンセル料金 |
---|---|---|---|---|
家事支援料金 | 1,000円 | 1,500円 | 2,000円 | 2,475円(1時間あたり) |
産後ドゥーラ料金 | 1,000円 | 1,500円 | 2,000円 | 0円 |
※住民税非課税世帯は上記の半額、生活保護受給世帯は0円で利用できます。
※利用料金の支払い方法は、事業者によって異なります。「ご利用の流れ」の「2.派遣日時の依頼」に掲載している事業者リストをご確認ください。
※家事支援について、急なキャンセル・変更の場合、別途自費料金のキャンセル料金が発生しますので、ご注意ください。
産後ドゥーラの利用方法
事前に利用登録の申請が必要となりますのでご注意ください。産前の時間に余裕のあるときに登録しておくことを推奨します。
1.利用登録の申請
港区子ども家庭支援センターへ、「港区産前産後家事・育児支援事業利用申請書(第1号様式)(PDF:131KB)と「母子健康手帳(表紙と1ページ目(保護者の氏名と住所記載欄))の写し」を窓口または郵送(〒107-0062 港区南青山5-7-11 港区子ども家庭支援センター)でご提出ください。
※申請時に住所の移動等で港区での住民税の課税状況が確認できない場合で、非課税世帯の方は、住所があった区市町村が発行する非課税証明書を添付してください。
※1週間程度で、子ども家庭支援センターから利用決定した方へ、1.決定通知書2.ドゥーラ利用カード3.利用のご案内4.事業者リストを送付します。
2.派遣日時の依頼
決定通知書とドゥーラカードが到着後、松が丘助産院のホームページにアクセスし、「港区産前産後開示育児支援事業:産後ドゥーラを利用する(港区)」より利用の申込みを行います。
ご自宅の利用路線を選択していただくと、派遣可能な産後ドゥーラの一覧が表示されます。
※訪問希望日の7日前までにお申し込みください。
※空き状況により、ご希望に添えない場合があります。
※初回訪問時にご希望のサポート内容の確認等の面談を行います。これらは利用時間に含まれます。
※新型コロナウイルス感染拡大に伴い、ご訪問できない場合やご希望の支援を行うことができない場合があります。
実際に利用したレポ
産後一か月は里帰りしたので、里帰りから帰ってきてから産後ドゥーラを利用し始めました。
単胎妊娠の方は妊娠中および出産後120日以内に15時間まで利用できます。
利用期限の出産後120日以内=産後4か月は意外とあっという間に過ぎてしまうので計画的にドゥーラさんを利用するのがおすすめです。
まず松が丘助産院のホームページ(外部サイトへリンク)をクリックし、必要事項を入力したあと、お願いしたいドゥーラさんを選びます。
希望のドゥーラさんにメールして、日程調整を行います。
ピンポイントの日程で依頼すると日程が合わないことが多いので、幅広めに候補日を伝えるのがおすすめです。
約束した時間にお家に来てくれて、赤ちゃんのお世話や家事、お料理をしてくれます。
港区の場合、家族が誰かしら在宅の必要があります。
例えばパパがお家にいれば、ママは外出することができますが、お家に家族が誰もいない場合はママは外出できません。
品川区のように、家族が不在でも依頼可能な自治体もあるようなので確認してみてください。
赤ちゃんのお世話
私が不在のとき(夫は在宅)は、赤ちゃんのお世話を頼みました。
夫によると、ずっと抱っこしてあやしてくれたり、絵本を読んでくれていたそうです。
資格を持っているプロの方なので、安心して任せられました。
料理の作り置き
私が在宅時は、事前に食材を適当に買っておいて、冷蔵庫にある食材で作り置きをお願いしました。
お願いしたドゥーラさんは皆さんお料理上手で、2時間弱で大体5品~8品つくってくださいました。
自分で作る料理のレパートリーがマンネリ化していたので、新しいレシピの料理を食べられることができてうれしかったです。
ドゥーラさんに作ってもらった料理のなかで、自分も作れそうなものはいまでも真似して作っています。
自分の料理のレパートリーも広がって一石二鳥でした。
人の作ってくれたお料理っておいしいですよね~!しかも野菜たっぷりでヘルシー!
育児の悩み相談
ドゥーラさんにお料理をしていただきながら、育児の相談にものってもらいました。
なかなか赤ちゃんのお世話の資格を持った方とお話しできる機会はないので、ここぞとばかり育児の悩み相談をしました。
家族以外の方とたわいもない雑談をすることで、気持ちがリフレッシュできました。
たまたま私の依頼したドゥーラさんの一人は、薬剤師の資格保有者で、今も週一回薬剤師として働かれているという敏腕ドゥーラさんでした。
赤ちゃんのお肌の手入れについて悩んでいたので、塗り薬や保湿方法について丁寧にアドバイスをもらうことができました。
どんな基準でドゥーラさんを選ぶ?
HPをみると、顔写真つきでドゥーラさんの自己紹介が載っています。
正直顔写真の雰囲気と、自己紹介の内容から判断するしかないと思います。
自己紹介には各ドゥーラさんの得意なことや、保有資格等が詳細に記載されているので、十分な判断材料にはなると思います。
ただし、実際に依頼してみて予想していた雰囲気と違った、赤ちゃんとの相性が合わなかった等あるとは思うので、友人やご家族でドゥーラさんを使ったことのある方がいれば、おすすめな方を紹介してもらうのが安心かもしれません。
実費での依頼の場合は、週一回定期的に来ていただくというような契約も可能なようです。
まとめ
産後ドゥーラは、育児疲れがたまったときや、少し外出してリフレッシュしたいときに本当に役立ちました。
補助のおかげで1時間で1000円で利用でき、とってもありがたい制度だと思います。
私は区の補助の上限15時間(3時間×5日間)をすべて使わせていただき、とっても有効活用できたと思います。
品川区ではなんと1時間300円で60時間まで利用できるそうです。
利用登録が少々手間がかかりますが、せっかく子育て支援のありがたい制度なので一人でも多くの方に利用していただけたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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