こんにちは。りーちゃんです。
先日Twitterでも呟いたのですが、Twitter民が好きそうな小説を読んだのでそれについて書きたいと思います。
林真理子先生の『下流の宴』という小説です。
NHKでドラマ化されたこともあるようなので、ご存知の方も多いかもしれません。
あらすじ
ざっくりあらすじを書くと、医者の娘に産まれ、国立大卒の由美子という女性がいて、早稲田大卒のエリート夫と卒業し、娘と息子を育てているのですが、由美子はとてもプライドが高く、自分を「上流階級」と思っています。
しかし、溺愛している息子が突然高校を中退してフリーターになってしまいます。さらに、ネトゲで知り合った年上の女の子と同棲しはじめ、突然結婚すると言い始めました。
しかも、お相手の女の子は沖縄出身の高卒で上京してきてバイトで生計を立てている、品や清楚のかけらもない、見るからに「下流」の女なのです。
由美子はもちろん断固反対、その子に向かって「育ちが悪い、品がない、結婚は断固反対」などと罵倒します。
それにキレた女の子は、「医者になったら結婚していいなら医者になってやる!!」と啖呵をきって医学部受験を目指す―
という物語です。
由美子の気持ちが分かってしまう件
この小説で由美子は医者の娘で国立大を出たプライドの高い主婦、といういわゆる悪役として描かれています。
私自身、子どもを産む前は、こんな嫌味なBBAうざすぎる!で終わっていましたが、いざ子どもを産んで育てていると、手塩にかけて育てた子が、自分が予想していなかったとんでもない異性を連れてきて「ママ、私この人と結婚するの!」と言われたら、ぶっ倒れるかもしれないです。
私は女の子の母親ですが、例えば高卒の金髪の一般的にDQNと呼ばれるような輩を結婚相手として紹介されたら、由美子と同じようにどうやって結婚を破綻させるか一度は考えると思います(笑)
もし娘が私立女子中高に進学して、思春期に異性と関わりがなく異性に対して変な憧れをもってしまい、こじらせ女性になってしまったら、などと今から要らぬ心配をしちゃいますね😂
親の心子知らず
このこの物語の結末は爽快で、スカッとジャパンに出てきそうな感じなのですが、親の心子知らずで、子供の人生を親がコントロールしようとするのは野暮なのだと自分の頭に刻みました。
先日都内にある相田みつを美術館に行き、一番刺さったのがこの言葉です。
「育てたように子は育つ」
娘がどんな結婚相手を連れてこようとも、自分の教育の結果だと思って、子の人生を受け入れるしかないと思いました。
Amazon Audibleがおすすめ
私はAmazon Audibleで下流の宴を聞きました。
林真理子先生の作品も複数あり、家事や散歩をしながら耳で読書ができるでとてもおすすめです。
プロの声優の方が朗読しているので、全く違和感なく聞きやすいです。
倍速再生も可能なので、1.8倍速で聞いています。
\下記から登録で今なら30日間無料/
コメント